約 3,778,303 件
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1159.html
テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン ・要約版:要約スレpart2-868,871,875 ・詳細版:part7-407~419,421~422 868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 12 31 37 ID qCZLQR0J0 テイルズオブファンタジア なりきりだんじょん プレイヤーであるあなたが拾った双子の赤ん坊ディオとメルは成長するも、 本当の自分が無いのでもう少し経つと消滅してしまうと精霊ノルンが言うので、精霊の試練を受けることに 時空を越え、ダオスを倒した勇者達からの話、ダオスの話などを聞き、精霊の試練を終える しかし本当の試練はこれからだった、明らかになっていく双子の過去 戦争状態にあった二つの小国は大国の王ダオスの調停を無視 敗戦の色濃い国で、ディオスは将軍である養父の命により、 双子で科学者のメルティアが探究心と好奇心から作りあげた魔科学兵器を発動させ、 二つの国は消滅、世界のマナは急速に失われ、大樹カーラーンは枯れた ダオスの尽力により、カーラーンは復活、同時にカーラーンの精霊でラタトスクの隠し子ことノルンも復活 しかし人間の業を見たノルンは、人の本質は善か悪かを見定めるために、 いわば親となったマーテルの世界で、双子の魂を転生させたのだった 心を鍛え、自分達の王であるダオスの残留思念と邂逅し、自分というものを持った双子 それでも双子は過去に縛られた自分と向き合い消すのではなく受け止め同化 それは過去に起きた死亡という事実を受け入れることでもある、あなたにありがとうと残し双子は消えた あなたは双子の赤ん坊を拾う、それは懐かしい面影を持つ双子 871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/02(木) 19 51 09 ID L7EouQ5Q0 868 ラタトスクとかの設定はこの時既にあったんだな 乙 875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 00 00 46 ID ZwUIKelK0 871 ゴメン、勝手に追加してたw 407 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 16 ID 7OCPgOTz 1 星が降るようなきれいな空の夜。 空から本当に降った星を見に行ったあなたは、そこで双子の赤ちゃんを見つけます。 あなたは色々と手を尽くして捜しましたが、二人の親は見つかりませんでした。 あなたは二人の面倒を見ることを決め、女の子に『メル』、男の子に『ディオ』と名付けるのでした。 2 ~アセリア暦4408年~ 13年の月日が流れた二人はすくすくと成長しました。 彼らは、他の人には無い特別な力を持っていたのです。 それは、コスチュームを着ることによって潜在能力を高め、そのものになりきる力、『なりきり師』と呼ばれるもの。 彼らはその力を用いて、他人の手伝いを仕事としていました。 ある日、ディオは山で変わった動物を拾ってきました。 「クルール!クルール!」 星のしるしのついたこの動物は、その鳴き声から『クルール』と名付けられました。 彼らが出かけようとしたとき、突然翼を持つ女性が現れました。 「私は、ノルン・・・あなた達は、黒き運命と共に生まれました・・・」 彼らが生まれながらに罪を背負った存在であると言うノルン。 彼女は『塔』の上にいるという時空戦士の一人と会え、と言い残し消えました。 408 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 18 ID 7OCPgOTz 3 「ふっふっふ、よくぞ来た・・・あたしが、この塔の、主じゃ!・・・なんちゃって!」 『魔女っ娘の塔』の最上階にいたのは時空戦士の一人、アーチェ・クライン。そこに再びノルンが現れます。 12の精霊による『精霊の試練』、ノルンはそれを彼らに受けさせるため協力してほしいとアーチェに頼みます。 アーチェはディオたちと戦いその力を試し、彼らの強さを認めノルンに力を貸しました。 アーチェの力により、ディオたちの家『なりきりハウス』の絵画の一つ、太陽の絵に別の時空へのゲートが宿りました。 ディオたちは、最初に待つ風の精霊シルフを探しに旅立つのでした。 4 ~アセリア暦4203年~ ユーグリッド村でディオたちは時空戦士の一人、クラース・F・レスターに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちの背負う罪についてクラースだけに話します。 「・・・信じられん。あまりにも・・・惨い」 クラースは、時空戦士と魔王ダオスとの戦い、『ダオス戦役』の後世での歪められた伝承を聞き、 ディオたちがいずれ会うであろうクレスに『ダオス戦役』の真実を聞くようにディオたちに言いました。 そして風の谷の入り口を開く風の紋章を渡してくれました。 409 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 20 ID 7OCPgOTz 5 風の谷の最下層でディオたちは風の精霊シルフと出会い、力を示します。 シルフは、なりきり師の本当の力はコスチュームにでは無く、ディオたちの心の中にある、と語ります。 「これから出会うであろう精霊達は・・・様々な『気持ち』『心』について、語るでしょう」 シルフは風の心、『自由な心』をディオたちに渡してくれました。 6 炎の洞窟で炎の精霊イフリートから『闘魂』を、 水の洞窟で水の精霊ウンディーネから『平常心』を、 そして大地の洞窟では地の精霊ノームから『感謝の気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クラースの力を借り、 星の絵から地水火風の精霊を統率する精霊マクスウェルを探しに別の時代へ旅立つのでした。 410 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 21 ID 7OCPgOTz 7 ~アセリア暦4306年~ 村の壊滅から2年が過ぎ、復興しつつあるトーティス。 そこで、ディオたちは時空戦士の一人、チェスター・バークライトに出会います。 そこにノルンが現れ、ディオたちを導くよう願います。 「奴らは・・・傷だらけだ。・・・何より、『心』ってやつが・・・な」 チェスターは、戦争で親を失った子供の世話をしていました。 犯罪に走り、それを自分のせいでは無いと甘える子供を増やさないためだと語ります。 そして、クレスは留守だから先に精霊の試練を受けて来いと、不思議な塔の入り口を開く不思議な壺を渡してくれました。 8 不思議な塔の最上階でディオたちは分子の精霊マクスウェルと出会い、力を示します。 マクスウェルは『探究心』をディオたちに渡してくれました。 そして、時空を超えてやってきたディオたちに、時空のあり方について話をします。 例えば、転んで怪我をした昨日の自分に注意するようにと時を遡ると、怪我をして注意しに来た自分は存在しなくなる。 つまり、たとえ時を遡っても決定されている結果は覆すことはできない、と言うことをディオたちに教えました。 「・・・さてと、わしの講義はこれにて、おしまいじゃ」 411 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 23 ID 7OCPgOTz 9 トーティス村に戻ると、チェスターが2人が帰ってきたことを教えてくれます。 教会で時空戦士の一人、ミント・アドネードに出会います。 そこに現れたノルンに『大法術師』と呼ばれた彼女の瞳には悲しみの色が浮かんでいました。 「私は、体を癒す力を、持っています。・・・でも、人の心は癒せるのでしょうか?」 自分の無力さを感じるミントをノルンは諭します。 一人の人間ができる事には限りがあるが、みんなで協力することで大きなことができる。 何より、あなたの微笑みが陰ってしまったら、多くの人が悲しむ、と。 「それに・・・そろそろ、あなた自身の幸せに気付いてもいいころですね。それは、意外と、近くにあるのかもしれませんよ」 ノルンに励まされたミントは、ディオたちに光の精霊に会うための合言葉を伝えました。 10 剣術道場で時空戦士の一人、クレス・アルベインに会うことができました。 そこにノルンが現れ、『ダオス戦役』について、 ダオスが何のために戦争を起こし、何を求めていたのかディオたちに教えてほしいと頼みます。 ダオスの目的は、魔科学を滅ぼすこと、 そして、枯れてしまったダオスの母星の世界樹を救うための『大いなる実り』を手に入れることだった。 彼は、自分の星を救うために戦っていた、と。 「ダオスの星で、救いを待っていた人たち・・・僕たちは、彼らにとって希望を打ち砕く存在、『悪者』だったんじゃ無いかって思うよ」 話の後、クレスはディオたちに、悪魔の塔に入るために必要な映らない鏡を渡してくれました。 412 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 24 ID 7OCPgOTz 11 古代遺跡で光の精霊アスカから『挑戦する心』を、 悪魔の塔では魔界の精霊グレムリンレアから、善い心と表裏一体である『悪い心』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前におかしな仮面を被った男が現れます。 「人の存在こそが『悪』そのものなのだ!悪を嫌うのならば人であることをやめてしまえ!」 どこかで聞いたような声を張り上げ、男は消えました。 12 12星座の塔で月の精霊ルナから『悩む気持ち』を学んだディオたち。 この時代の全ての精霊の試練を乗り越えたディオたちは、クレスたちの力を借り、 月の絵から雷の精霊ヴォルトを探しに、さらに別の時代へ旅立つのでした。 413 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 26 ID 7OCPgOTz 13 ~アセリア暦4354年~ 忍の里で最後の時空戦士、藤林すずに出会ったディオたち。 背後への出現を読んでいたすずの鋭さにノルンは焦りつつも、ディオたちに協力して欲しいと頼みます。 すずは、忍の掟に縛られ心を閉ざしていたこと、そしてクレスたちに出会って人の心を知ったことを話します。 「人は、他の人との出会いや別れを繰り返して・・・大人になってゆくものなのですね・・・」 そして、電気の洞窟の扉を開くための合言葉を教えてくれました。 ディオたちが部屋を出ようとした時、すずがクルールを呼び止めました。 「あなたは・・・何が、目的ですか・・・?」 「ウキュ・・・?」 すずは何かを悟ったのか、それ以上問いかけはしませんでした。 14 電気の洞窟で雷の精霊ヴォルトから『創意工夫』を、 闇の洞窟では闇の精霊シャドウから『心のバランス』を学んだディオたち。 なりきりハウスに戻ってきたディオたちの前に再び仮面の男が現れます。 「光あるところに常に闇はある!無理に闇の心を封じた心は歪んだ心だ!人の本質は『闇』だ!」 男はどこかに消えました。 414 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 28 ID 7OCPgOTz 15 すずから精霊の森の扉を開く合言葉を聞いたディオたち。 精霊の森で根源の精霊オリジンから『無心』を、 そして魔王の洞窟では魔界の王プルートから『恐怖』と『欲望』を学んだディオたち。 プルートは『恐怖』と『欲望』に支配されるのではなく、それを自らの生きる力の源にせよと教えます。 しかし、三度現れた仮面の男はそれを否定します。 「既に、人の心には欲望が溢れている・・・『愛情』ですらお互いを満足させるための『損得関係』でしかない!」 男は、ディオたちがいずれ『からっぽの世界』に堕ちると言い消えました。 16 浮かない顔のディオたちの前にノルンが現れます。 「12の精霊による試練は、終わりました。・・・さあ、行きましょう」 ~アセリア暦4408年~ 『精霊の試練』を乗り越えたディオたちをアーチェが出迎え、にぎやかに祝福しました。 こうしてひとつの冒険が終わったのです・・・ 415 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 15 30 ID 7OCPgOTz 17 数日後、ディオたちの前にノルンが現れます。 ノルンはディオたちに、心を授かったことで何かを考え、その答えが出たかどうか問います。 自分が何のために存在し、何を目指しているのか・・・ ディオたちに、まだ乗り越えなくてはならない試練があると言い、地震とともにヴァルハラ町の東に『カオスの洞窟』が出現しました。 「そこで、あなた方を待ち受けるのは・・・あなた方自身の目で、確かめなさい・・・」 18 カオスの洞窟の入り口で、あの仮面の男が現れます。 仮面を外した男の顔は、ディオにそっくりでした。さらに、メルにそっくりな女性も現れます。 「俺たちこそが、『本当の自分』なんだ!偽者め!俺たちが、消し去ってやる!」 気がつくと、そこはなりきりハウスでした。 ノルンは今のディオたちを『心が分離した不完全な存在』と言います。 ノルンは、雲の絵に暗黒時空へのゲートを宿らせ、そこでディオたちの過去の罪を知るように言います。 「未来は、『可能性』の糸を紡いだ、布。あなたたちが、どの未来へと辿り着くかは・・・私には、分かりません」 ディオたちは暗黒時空へ旅立っていきました。 416 TOPなりきりダンジョンなんか暫く書き込めなかったな・・・sage 04/04/30 16 15ID 7OCPgOTz 19 ~暗黒時空~ 炎の国ムスペルヘイムでフラムベルクを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 科学者メルティア=バンディはマナを源とした新たな力、魔科学の研究員。 同僚の研究員が、魔科学のあまりにも大きな力に、人間がこんな力を持っていいものかとメルティアに聞きます。 「その、『結果』が目的では無くて・・・研究することそのものに意味があるの・・・」 研究員は、破滅の予感がする・・・と呟きました。 ――情熱・・・純粋がうえに、強い力となる・・・また、純粋がうえに・・・脆くて、弱い・・・―― 20 氷の国ニブルヘイムでフェンビーストを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 軍隊所属のディオス=バンディはパレスグドラの軍人として、隣国パレスセダムとの民族紛争に身を投じていました。 ディオスはダオスの国の使いからの双方の停戦の要求を伝えるも、上司は使いを殺して送り返せと命令します。 両国をまとめて壊滅させられるほどの大国に楯突くのは得策ではない、とディオスは意見しますが、 「幼いお前たちを、拾って救ったのは誰だと、思っているのだ!?ならば、その命・・・我が国に、捧げるべきであろう!」 上司・・・養父バンディ将軍は聞く耳を持ちませんでした。 ――どこかに、歪みが生じたときそれは、炎となる・・・戦争の始まりだよ―― 417 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 17 ID 7OCPgOTz 21 巨人の国ヨツンヘイムでイシュラントを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 壊滅状態の城の中で、ディオスは瀕死のバンディ将軍に最後の命令を受けます。 研究室に向かったディオスは、そこで血まみれになったメルティアを見つけます。 「ディオス・・・私・・・何の・・・為に・・・分からな・・・ううっ・・・」 そしてメルティアは事切れました。 ディオスは最後の命令、『魔科学兵器の発動』を実行します。 魔科学兵器の蒼き光は、敵・味方・兵士・民間人の区別無く15万余りの人を消し去り、そして・・・ 「何ということだ・・・大樹カーラーンが・・・枯れる・・・」 ――生きることは、選ぶことの繰り返しだ。その選択が、誤りだったときに・・・お前たちは、どうするのだ?―― 22 小人の国ニダヴェリールでジェストーナを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 ディオスとメルティアに、大樹カーラーンの番人ノルンが語りかけます。 あなたたちは罰を受けなくてはいけない、と。 2人の時を子供に戻し、記憶を全て奪い、異なる時空でもう一度やり直させる。 もし、2人が再び同じ過ちを犯すことになるなら、自分が2人の命を絶つ・・・と。 そして、ダオスは母星デリス=カーラーンを救うため、大いなる実りを求め遥かな場所へ翔びました。 「急がねば、ならぬ・・・全てが滅びる前に・・・」 ――死んでしまえば、それきりなんだ。後のことなんて、どうなったって構わないさ・・・お前らも、そう思うだろう?―― 418 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 19 ID 7OCPgOTz 23 死の国ヘルでビッグアイを倒したディオたちは、過去の記憶を垣間見ます。 惑星アセリアで、ついにユグドラシルと呼ばれる世界樹を見つけたダオス。 しかし、ここでも魔科学によってマナが枯渇しようとしていました。 『壊せ・・・破壊せよ・・・魔科学を、破壊せよ・・・魔科学に関わる者たちを、根絶やしにせよ・・・』 ダオスの脳裏に何者かの声が響きます。 「もう一つの私・・・我が、内なる声・・・我に潜む、悪魔の声・・・」 ――二人乗っていれば、確実に沈没してしまう舟・・・お前と、誰かが、それに乗っているとしたら、どうする?―― 24 天界への虹ビフレストの最下層、そこにはダオスが待っていました。 「・・・来たか。我が、民よ。驚くことは無い・・・デリス=カーラーンの民よ・・・」 自分は実体の無い幻だと言うダオス。 彼は、過去の過ちを正すと言うディオたちの力を見定めるため、ディオたちと戦います。 力を示したディオたちにダオスは語ります。 「この世に『悪』と呼べるものがあるとすれば・・・それは、人の心だ。 そして、最も恐るべきもの、勝たなければならない敵・・・それが・・・自分の心だ」 ディオたちは自分から分かれた、自分の心と向き合っている。 それを消し去るのではなく、自分と認め制御せよ、と。 ダオスは、最後の試練に旅立つ2人を見送りました。 419 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 21 ID 7OCPgOTz 25 ~アセリア暦4408年~ カオスの洞窟の奥深くの魔鏡の間。そこに置かれた魔鏡が、時空戦士たちの心の中を映し出します。 そして、それを否定するディオスとメルティアの声。 妹アミィのために、彼女の誕生日の時期に花が咲く樹を植えたチェスター。だが、彼女の誕生日は二度と来なかった。 「花が咲いても・・・アミィは・・・いない・・・」 ――死んだ妹の代わりに、たくさんの子供の世話をする・・・それは、他人のため?・・・それとも、自分のため・・・?―― 嫌っていたはずの父と、自分が似てきたということを助手ミラルドに語るクラース。 「流石は、私の研究パートナー・・・いや、人生のパートナーと言うべきかな?」 ――それも、親子の『絆』・・・しかし・・・親を知らない者は、何を愛すればいい?何を憎めばいい?―― 長寿の種族、ハーフエルフ故に、大切な人たちに先立たれてしまうアーチェの悲しみ。 「チェスター・・・あんたともう一度、ケンカしたいよ・・・」 ――心を重ねることが多いほど・・・それらは、後で辛い想いとなってしまう・・・ならば・・・初めからそんなものは無ければいい・・・―― 忍の掟に従い、洗脳された父と母を手にかけたすず。 「父上!母上!お覚悟!」 ――あなたの本当の心は、まだ闇の中・・・誰にも見せない・・・誰も知らない・・・恐らく・・・自分自身にも分からない・・・―― ノルンに、みんなで協力すれば大きなことができると教えられたミント。もっと自分に頼って、甘えて欲しいと言うクレス。 「ミントは、僕にとって・・・大切な人だから」 ――多くの人に必要とされて・・・何を悩む?世界の誰からも愛されない、必要とされない者の気持ち・・・この女は、知らない・・・―― 421 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 24 ID 7OCPgOTz 26 カオスの洞窟の最下層。そこで再びディオス・メルティアと対峙するディオたち。 暗黒の自分に、ディオたちはついに打ち勝ちます。 そんな2人をあざ笑うディオス。過去の自分に干渉したディオたちは自身の存在が否定された、と。 「・・・お前たちの居場所は時の流れの・・・どこにも無い!・・・とんだ・・・バカ野郎だよ・・・」 そしてディオたちは、暗黒の自分と再び一つになりました。 「・・・・・・ディオ・・・・・・メル・・・」 どこからか聞こえるノルンの声。クルールの姿が、光とともにノルンへと変わります。 クルールは、ディオたちを見守るためのノルンの仮の姿だったのです。 最後の審判として、ディオたちの力を見るというノルン。 強大な威力の魔術を操るノルンに、持てる力の全てをぶつけたディオたち。 27 ノルンとともにディオたちはなりきりハウスに戻ってきます。 そこで、ノルンはディオたちがこれから時空の波の修正を受け、今のディオたちは存在しなくなるということを告げます。 「しかし、それは、『死』や『消滅』ではありません。『誕生』です・・・新たな、あなたたちの」 役目を終えたノルンは、ディオたちに別れを告げ、消えていきました。 ディオとメルも、あなたに別れを告げます。 「色々、教えてくれてありがとう・・・でも、もう・・・お別れ・・・みたいだ・・・」 「あなたと過ごした、記憶・・・そして、この瞬間・・・無くしたくない」 二人の姿も、静かに消えていきました・・・ 422 TOPなりきりダンジョン sage 04/04/30 16 26 ID 7OCPgOTz エピローグ そして、しばらくののち・・・ あなたの前に、二人の子供が現れます・・・ その子は、あなたのことを知りません。 でも、あなたは、その子のことをよく知っています。 「はじめまして・・・そして・・・おかえりなさい」
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15591.html
関連商品:TOPなりきりダンジョン +目次 攻略本・資料集・画集 小説 漫画 音楽CD ドラマCD アニメ 攻略本・資料集・画集 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン オフィシャルガイドブック テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン 超着こなし術? テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 英雄を導く書? テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX パーフェクトガイド? テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 公式コンプリートガイド? 小説 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン(上・下巻) 漫画 Vジャンプブックスゲームシリーズ テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン? 音楽CD テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX オリジナルサウンドトラック? ガラスの花(Tales of Edition) ドラマCD ドラマCD テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン -月の章-? ドラマCD テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン -太陽の章-? アニメ
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15565.html
テイルズ オブ ファンタジア イラストレーションズ - THE ORIGIN+TRIBUTE - +目次 概要 コメント 関連リンク関連項目 被リンクページ 概要 商品名 テイルズ オブ ファンタジア イラストレーションズ - THE ORIGIN+TRIBUTE - 発売日 2003年1月27日 出版 株式会社一迅社 編著 商品画像 コメント 「テイルズオブファンタジア」「テイルズオブファンタジア~なりきりダンジョン~」の原画、設定画の画集。 関連リンク 関連項目 被リンクページ 関連商品:ファンタジア ▲
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/4057.html
テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン2 対応機種:GBA 発売日:2002年10月25日 固有ジャンル:コスプレRPG 主題歌/歌手:-/ - メインキャラクタデザイン:いのまたむつみ、藤島康介 開発:アルファ・システム テイルズ オブシリーズの外伝作品「なりきりダンジョン」シリーズの2作めと言っても前作が『テイルズオブファンタジア』の外伝作であったので、正式な意味で続編かというと微妙である。 「これでは、マーテルをはじめとする精霊達に申し訳が・・」という台詞が最序盤にあるあたり、前作(TOPなりダン1)の舞台とは微弱な繋がりがありそうではあるが。 『ファンタジア』だけでなく『デスティニー』、『エターニア』のキャラも全て登場するファンディスク的なものに一新された。お祭りゲーム形式にテイストを切り替えたことにより、前作よりもストーリー的には落ちていると言わざるをえないとはいえ、前作と同様二人の主人公がなりきり服を着て戦う形式は健在であり、形式対象をTODとTOEにまで広げたと考えればファン的には大満足の内容とは言える。 3作のキャラ全員総登場の上に、「ダオス」「リリス」「セルシウス」といった三作それぞれの人気キャラの参戦はファンを大喜びさせたものだった 舞台となるユグドラースはTOP、TOD、TOEと間接的に繋がっている。世界樹が人の感情と異世界の記憶から実を作り、女神がそのエネルギーを用いて、記憶を具現化して世界を広げている。ユグドラースにはTOP、TOD、TOEの世界に存在したダンジョンを簡易化した森や城があるが、それはこの世界観によるようだ。 「レディアントマイソロジ―」シリーズの元ネタ的作品。マイソロシリーズは、なりダン2の世界観及びシステムと類似する部分がある。「世界樹の恵みで平和が保たれる」は勿論、「人の感情が世界樹に集まる」「負の具現化が世界を脅かす」「世界の実が生まれる」等。しかし、マイソロの世界との繋がりは無いようだ。あくまでなりダン。 世界の実の定義はマイソロと異なる システム面では、主人公が転職しながら様々なクエストとこなしていく点、一定以上レベルを上げないと解禁されない職業(ND2の場合は歴代キャラの服)がある点も少し似ている。 歴代キャラが原作のキャラを連れてきたことと、異世界の別人(一部原作)と違いがあるのだが、特に差はない。 +驚きのシンクロ率 序盤、長老ライエルの話 「今日は、『大樹様と世界』についての話じゃ この世界は、大樹様の恩恵によって生まれたのじゃ そして、わしらがいる、この世界の外には別の世界があってな 大樹様はあらゆる世界にあって、それを見通しておるのじゃ… そして、大樹様の実には別の世界で見たものが詰まっておる その実から、わしらの世界… つまり、この大地はできておるのじゃよ… わかったかの?」 若干違うものの、よく似ている・・。 以上の事もあり、「なりきりダンジョン」の2作目というより、「テイルズオブザワールド」の初代というイメージが強い。 テイルズ総合の設定資料集(自称)である某大全で、とても酷い目に遭った作品。ストーリーの内容、ラスボスとサブキャラの設定が原作と異なっていた公式の設定集…だよな?そもそもその出版社は、公式本にwikiや個人サイトのコピペを用いた前科がある。そういう事があってもおかしくはないND2は犠牲になったのだ… 仲間になるのに触れてもらえなかったキャラよりは幾分かマシだろう。
https://w.atwiki.jp/talesdate/pages/29.html
テイルズオブザワールド なりきりダンジョン2(GBA) フリオ・スヴェーン 菅沼久義 キャロ・オランジェ 有島モユ サナトス 日高のり子 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3(GBA) ポニー 西川宏美 クライト 麻生智久 ジャババ 龍田直樹
https://w.atwiki.jp/toefan/pages/22.html
+ 目次 ストーリー エターニアキャラのルーツ 攻略本 ストーリー + ※エターニアに焦点を置いているのでご容赦下さい 異世界ユグドラース。世界樹が衰え始め世界の危機に。大樹の女神エイダとステラは名だたる勇者たちを呼び寄せるも、真に世界を救えるのはユグドラースの人間。そこで成人の儀に必要なアナスイの花を咲かせて貰いにきた、レグニアの街の少年少女フリオとキャロになりきり師の力を与えて世界救出を依頼。 その後、クレスが黒水晶とやらに操られる事件が起きる。 レグニアの街に、行方不明の女の子を探すリッドとレイスが現れる。狩人の森に行くと、心の闇につけ込まれて黒水晶に操られたファラがいる。戦闘ののち救出。 後にキールとメルディは狩人の森で迷子になっていたり、チャットは鍛冶屋ポルポルに興味本位で現れたり、フォッグは幻の城で出会ったりして仲間になる。 最終決戦では偽物のヒーロー達(クレス?、スタン?、リッド?)と戦い、その後サナトスにも勝利し、世界樹の危機を乗り越える。 エターニアキャラのルーツ リッド:ラストフェンサー ファラ:ラシュアンぞめ キール:クレーメルケイジ メルディ:ホイッスル チャット:アイフリードハット フォッグ:ミアキスバッジ レイス:セイントレイピア セルシウス:フリーズリング ワルキューレ:ときのかぎ パワーアップ用:ドエニスのはな、きんのチョーカー、コルレーンのつぼ 攻略本 テイルズオブザワールドなりきりダンジョン2 オフィシャルガイドブック ファミ通書籍編集部 テイルズオブザワールドなりきりダンジョン2 Vジャンプブックス
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/3490.html
【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 2 タイトル テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 2 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-AN9J ジャンル RPG 発売元 ナムコ 発売日 2002-10-25 価格 4800円(税別) テイルズオブ 関連 Console Game SFC TELES OF PHANTASIA PS Tales of Destiny TELES OF PHANTASIA Tales of Eternia Tales of Fandom Vol.1 テイルズファンディスク GC TALES OF SYMPHONIA Wii TALES OF SYMPHONIA ラタトスクの騎士 Tales of Graces Handheld Game GB テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン GBA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 2 テイルズ オブ ザ ワールド サモナーズ リネージ TELES OF PHANTASIA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 3 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
https://w.atwiki.jp/toefan/pages/59.html
+ 目次 公式HP エターニアキャラのルーツ PT称号 攻略本 公式HP エターニアキャラのルーツ リッド:りょうしのおの ファラ:ラシュアンぞめ キール:レオニアじしょ メルディ:オージェのピアス チャット:アイフリードハット フォッグ:ミアキスバッジ レイス:コルレーンのつぼ セルシウス:セルシウスのなみだ シゼル:やみのたま ワルキューレ:グングニル PT称号 特定のメンバーでパーティを組むと、ボーナスが得られる。 以下、エターニアキャラを含むもの。上部にあるものほど優先順位が高い。 PT称号 必要キャラクター ボーナス効果 グレートハンター リッド、チェスター、チェルシー、ナナリーから2人 スピードUP もうかりまっか? レイス、商人♂、商人♀から2人 アイテムゲッター ふたりはライバル リッド+レイス ぼうぎょりょくUP さんかくかんけい リッド+ファラ+レイス だげきりょくUP テイルズヒーロー リッド、クレス、スタン、カイル、ロイド、フリオから3人 HPかいふくUP テイルズヒロイン ファラ、ミント、ルーティ、リアラ、コレット、キャロから3人 HPかいふくUP ちいさなきょじん チャット、すず、ジーニアス、プレセアから3人 TPコストダウン サイエンティスト キール、クラース、フィリア、ハロルド、リフィルから2人 ちりょくUP ごうかいさん フォッグ+コングマン ぼうぎょりょくUP いかすメンズ レイス、ウッドロウ、ジョニー、ゼロスから3人 ガルドゲットUP おっとごめんよ! チャット、すず、ルーティ、コレット、盗賊♂、盗賊♀から3人 レアゲッター グラップラー ファラ、コングマン、リーガル、格闘家♂、格闘家♀から3人 きぜつUP ラブラブ? リッド+ファラ HPかいふくUP ラブラブ? キール+メルディ ちりょくUP がんこもの フォッグ、クラース、コングマン、クラトス、リーガルから3人 うたれづよさUP どうぶつだいすき メルディ+ねこにん たいねつぼうかん がくじゅつしなん キール+学者 TPかいふくUP ボーナス効果の内容 スピードUP 戦闘中の移動速度が2段階UP アイテムゲッター アイテム入手率+20% ぼうぎょりょくUP ぼうぎょ+10 だげきりょくUP こうげき+10 HPかいふくUP バトル終了時に最大HPの3%回復 TPコストダウン 消費TPが67%になる ちりょくUP ちりょく+10 ガルドゲットUP バトル終了時の獲得ガルドが1.25倍 レアゲッター レアアイテム入手率+1% きぜつUP 敵を気絶させやすくなる うたれづよさUP のけぞり時間半分 たいねつぼうかん フィールドでのマグマや吹雪のダメージを無効化 TPかいふくUP バトル終了時のTP回復量が10%UP 攻略本 テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3 公式コンプリートガイド (NAMCO BOOKS 6) テイルズオブザワールド なりきりダンジョン3 Vジャンプブックス
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2374.html
『修正依頼』が出ています。依頼内容は、罵倒に満ちた感情的極まる記述の修正です。対応出来る方がいらっしゃるなら宜しくお願いします。 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょんくろす】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 真実と向き合うRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2010年8月5日 定価 5,219円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 544KB以上 レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、犯罪 廉価版 PSP the Best 2013年2月21日/2,667円(税別) 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/2,381円(税別) 判定 シリーズファンから不評 劣化ゲー ポイント 原典から満遍なく改悪された内容ファンからは満場一致で黒歴史単体で見ても完成度は低いシリーズ史上最低最悪のキャラ「アルベルト」 テイルズ オブ シリーズ 概要 特徴 問題点 戦闘関連 シナリオ キャラクター面 ロンドリーネについて エトスについて アルベルトについて 最悪の後日談 その他の問題点 評価点 総評 余談 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 概要 ゲームボーイで発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』(以下「原作」と表記)をPSP向けにリメイクした作品。 第1部のボス戦後の問いかけ以外にセリフがなかったディオとメルにセリフを用意したり、戦闘システムをシリーズと同じアクションのものにしたり『テイルズ オブ ファンタジア』との橋渡しの役目を持つ新キャラクター・ロンドリーネの追加などが行われている。 また、原作および本作のシナリオは『ファンタジア』本編を前提としているため、『ファンタジア』を未プレイだとシナリオが理解しにくくなっている。 そのため、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』の戦闘システムを洗練させた『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』を同時収録している。 原作は暗く重いながらも練り込まれたシナリオが高く評価されたが、戦闘システムはハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていたため、戦闘システムを改良したリメイクが望まれ続けていた。 満を持してのリメイクとなった本作は、多数のシリーズ作品にキャラクターデザイン・作画監督として携わる松竹徳幸氏自身がアニメーション監督を務め、背景スタッフはスタジオジブリの作品やアニメ版『時をかける少女』に関わったスタッフで制作されている。 その一方で、開発スタッフの上層部(ディレクター・シナリオライター等)には、原作及び『ファンタジア』本編の開発に携わった人間がほとんどいない(2人いるプロデューサーの岡本進一郎氏のみ原作と同じ)。 また、担当プロデューサーは『テイルズ オブ バーサス』で悪い意味で名を広めてしまった大舘隆司氏であった。 そのため「原作に沿ったシナリオやシステムはしっかり再現してくれるのか」「余計な要素を加えてどっちつかずな出来にならないか」と、発売前からファンの間で不安がられていたのだが、その危惧は案の定この上もない形で的中してしまい、ファンからの多大なる怒りを買うこととなった。 一応、戦闘仕様を評価するプレイヤーやX新規のGB未経験プレイヤーにはそれなりに受け入れられたが、それらの層からすら嫌悪される要素も多々ある始末で、単体としても微妙としか言えない作品となってしまった。 特徴 システムは『テイルズ オブ ハーツ』(*1)のそれをさらに進化させている。 本作では術技発動のパワーソースとして「エモーショナルブレイブゲージ (EBG) 」を使用する。このゲージはキャラクターの感情の変化を表したものであり、ゲージが高いと攻撃力が上昇、防御力が下降し、ゲージが低いとその逆となる。ゲージは攻撃を当てたり、ガードをすることによって上昇し、術の使用により減少する。ゲージが100%を超えた状態では「オーバーブレイブ」が発動でき、これにより攻撃力上昇などの恩恵が得られ、秘奥義(いわゆる必殺技)を発動できるようになる。 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』にあった仲間モンスターの要素もあり、特定のコスチュームでモンスターと戦うと、戦闘終了時に一定確率でそのモンスターを仲間にできる。 モンスターは戦闘メンバーとして使用可能であり、モンスターだけのパーティを組む事もできる。 問題点 戦闘関連 今まではTP回復効果を持つアイテムだったグミが、本作ではEBGを増加させる効果になっている。 つまり、自分は攻撃しつつ他の仲間にグミを使ってもらう事で、常にゲージを100%以上に保ててしまい、他シリーズ作品以上に秘奥義の連発が可能になってしまっている。 この結果本作を「グミゲー」と呼ぶプレイヤーもいる。 参考までにTPが存在しない他のシリーズ作品にはTP回復グミの互換アイテムはなく、HP回復グミしか存在しなかった。 キャラクター間の強弱バランスが極端であり、コスチュームをマスターして覚えるスキルが揃っていれば、最終的には主人公「ディオ」と「メル」の圧倒的な2強となる。 秘奥義の演出が全体的に地味。 同時収録の『クロスエディション』に比べると、初動が遅く、動きやエフェクトもあっさりしている。 中でもロンドリーネの使う秘奥義「デモンズランスレイン」は通常技とさほど変わらない見栄えである。ダオスの使う秘奥義「スーパーダオスレーザー」も従来と比較すると明らかに演出が劣化している。 『ファンタジア』のキャラにも秘奥義が搭載されている(*2)が、残念ながらチェスターとクラース以外は既存の術技を秘奥義扱いにしただけの手抜きである。 しかも秘奥義になってしまったため普通の術技として使う事ができない。そのため前日譚である『クロスエディション』では使えたはずの技が何故かその後日談では普通に使えなくなるという珍妙な事になっている。 また、PS版などでは秘奥義相当の特殊な奥義として扱われていたクレスの技「冥空斬翔剣」と、一定条件を満たせば習得出来た技「殺劇舞荒剣」が正式に秘奥義に設定されている。 しかし、冥空斬翔剣の原点となる発動ボイスはデフォルトでは聞けず、発動に合わせたプレイヤーの操作が必要。 全ての敵がのけぞりにくく、爽快感が味わえない。 こちらの攻撃を数発耐え、場合によってはそのまま反撃してくる。 この攻撃を与えても怯まずに行動できる特性は過去テイルズシリーズでも見られ、「鋼体」と呼ばれている。 それでも他作品では精々ボスクラスと、一部の大型雑魚敵が持っているにとどまっていた。しかし本作ではほとんど全ての雑魚敵が鋼体持ちとなっているため、爽快感が損なわれている。 戦闘システムの基盤となった『ハーツ』でも鋼体持ちの雑魚はそれなりの割合で登場したが、本作のように著しくテンポを崩す程にはなっていなかった。 原作にあったなりきり服が本作では作れない。 『ファンタジア』キャラのなりきり服や、「つりし」や「商人」など戦闘に向かないコスチュームが軒並み削除されてしまったことが、原作ファンから非難を呼んだ。 『ファンタジア』パーティメンバーのなりきり服が削られたのは、彼らが本作では仲間(戦闘メンバー)として加入するためと思われる。 原作では戦闘に不向きだった非戦闘系コスチュームも頼まれ事などのイベントで必要になり、戦闘以外でもディオ達のなりきりの能力を活かしていたのだが、本作ではごっそり削られてしまっている。 もっとも、戦闘が複雑化した本作で原作のような大多数のコスチュームを用意するのは明らかに無理があり、また戦闘に力を入れているからこそ下手に非戦闘系コスチュームを入れられないと見る事もできる。 とはいうものの、それならそれで戦闘時には使わないイベント用キーアイテムとして導入する等はできたはずで、何よりコスチュームの主な入手法が『服屋で作成する』→『ダンジョン内に無造作に落ちている』と変更されており、もはやなりきりやコスチュームといった設定ではないほうが自然なシステムに成り果ててしまったのは残念がられることが多い。 クルールの最大の特徴であった成長する事により姿を変えると言う要素が無くなった。 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人組だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるため相対的に影が薄くなってしまった。 覚えるスキルや技の性能と数のせいで他のパーティキャラと比べても若干弱いため存在感の薄さに拍車がかかっている。 その代わり新たにチェインパートナーという、操作キャラクターに変身して同時攻撃を行うシステムが追加された。しかし残念ながら使い勝手が悪いためほとんど使われない。 シナリオ 大筋そのものは原作と同じだが、その描写等はほぼ別物と言っても良いくらいに改変されている。 原作はシリーズの中でも重く哲学的要素に富んだ独特な作風だったが、本作では打って変わってかなりライトな作風となっており、加えて所々説明不足が目立つようになってしまった。 原作はシリーズでもかなり尖った異色な作品であったが、その尖った異色さが何よりの魅力だった。そのため、その個性を必要以上に削り、最近のシリーズの不評な面を反映させたような作風になったため芳しくない評価を受けることとなった。 また、上に書いたように『ファンタジア』本編のキャラクターも戦闘で使えるようになっただけでなく、シナリオに深く絡むようになった事も「本編エンディングでの別れが一気に軽々しくなった」という批判に晒される事に。 クレス達はエターナルソードという自由に時間転移できる術を持っていたが、クラースはそれを知った上で「私は、もう二度と(100年後に生きるクレス達とは)会えないな…」と言っていた。これは、ダオスの争乱をきっかけに時空を越えて一堂に会していたメンバーが夫々の時代に戻る事で、本来あるべき関係に戻る事を望んでいたからである。 彼が自分だけを指してこう言ったのは、彼と同じ時代に生きるアーチェは人間より長命なハーフエルフの為、100年経過した現代でクレス達と再会出来る可能性は十分にあり、50年後の未来に生きるすずもクレスたちの年齢から同じく存命のうちに再会出来る可能性があるが、クラースは間違いなく亡くなっているあろう事からである。 つまり、二度と会えない、今生の別れだからこそあの離別のシーンが光るのである。本作の仕様はそれを台無しにしていると言われても仕方がないだろう。 一部高い評価を受けていた「たのまれごと」も大幅に削減、正確にはごく僅かがサブイベントとして残っているだけで、このシステムすら無い。そして数少ない残った部分すら悉く改悪しているのである。 特に悪徳商人ボエボエのイベントは、原作の面影も無い淡白でさほど印象に残らない代物になってしまった。 原作では重い内容ながらも非常に評価の高いイベントだったものの、本作のそれは原作のファンはおろか、新規プレイヤーですら首を傾げてしまう内容になっているため、原作ファンからは「こんな有様ならイベント自体を削除してくれたほうがマシ」という批判も。 最後にボエボエと会話する場所のBGMが「陽気な熱帯地帯」をイメージさせ、さらにイベント中ずっとそのBGMがかかりっぱなしである。会話内容とまったく合っていない。このイベントは原作の言わばもうひとつの本編もしくは裏のシナリオといってもよいイベントだったのだが…。 原作にあったヴァルハラ村や魔鏡の間などの鬱要素や哲学的な台詞もかなり緩和または削除されている。 鬱ながらもファンから高く評価された一部の「たのまれごと」や、難しくも深い哲学的な問いも原作の特徴の1つであった。 原作ではプレイヤーが親代わりであり、双子に対して道徳や倫理観を教育する立場であるため、基本的に「答えは自分で導き出せ」というスタンスのゲームである。よって明確な答えを用意しない、哲学的であることに意義がある。それらの一部を排してしまったことで、物語の深みが無くなってしまったという評価を受けている。 ちなみに、原作のシナリオライターは開発室にて、主人公についてディオとメルではないある人物だと発言していたが、本作のシナリオライターは開発室にて「主人公はディオとメルです。」とはっきり発言した。 どのような意図でこのような発言をしたのかはわからないが、本作のクオリティの低さ故「原作の趣旨すら理解していない」と取れる発言になってしまった。 細かい矛盾点など 精霊のグレムリンレアーは作中、かつて『ファンタジア』でクラースの口車に乗せられて契約した事を口にするのだが、本作でグレムリンレアーと出会うのは『ファンタジア』で契約した時代(すずの時代:未来)の約50年前(クレスの時代:現代)で、この時代のグレムリンレアーはクラースと契約どころか出会ってすらない。 キャラクター面 ディオ達の過去に絡む重要な位置にいる人物の人格が悪い方向に変更されている。本作で新たに追加されたキャラも多いが、彼らについての評価も芳しくない。 この重要人物は原作では主人公のディオとメル同様双子という設定であったが、本作では設定の変更を受け赤の他人となっている。 これは原作の根幹に関わる部分で、双子から他人にする必然性は今作だけを見ても一切無い為、典型的な改悪だと猛烈に非難されている。 シナリオの改悪による影響を最も受けたのは主人公の双子に試練を与えた精霊「ノルン」であり、今作では非常に機械的に動くような人物に性格が改変されている。 + ネタバレ注意 捨て子、終わりの見えない戦争、新しい親(軍人)とのしがらみ、疲弊していく国家、劣悪な生活環境…など、様々な悲劇が重なり合い「大量破壊兵器の使用」という結末にたどり着くわけだが、張本人が「俺は悪くない、戦争が悪い」の一言で片付けてしまう。あながち間違った主張ではないが、戦争に関わらない罪無き生物の命まで奪った張本人が使っていい言葉ではない。シナリオや描写の大幅な変更などでこの人物の内心も見えづらくなり、思考停止からの責任放棄にしかなっていない。 なお原作では自身の行為は紛れもない「悪」だと理解しており、人間なら抱いて当然の感情によって使用し、本作のように白々しい責任転嫁などはしていない。だからこそ彼の善悪の判断は非常に難しい問題なのである。それ故にノルンの「審判」の対象に選ばれたと言える。 だがリメイクでは単なる「短絡的な動機による大量虐殺犯」でしかないにもかかわらず原作と同じ扱いな為、大きな矛盾となった上ノルンの株も大きく落とす結果になってしまった。 また、原作では大罪を犯したある2人を認め、その罪の償いに協力的な姿勢をみせるなど器の大きさを見せたダオスだが、今作では打って変わって冷徹な人物として描かれている。(過去に2人がしたことを鑑みれば無理のないことではあるが) ディオとメルの性格改変。 ディオは所々日本語的に違和感のある発言が多く、「誰得」などのネットスラングを使うなど世界観に合わない。性格もどこか生意気かつ妙なトゲが目立つ人物になっている。 メルも全体を通してやたらとネガティブシンキングな面が強調されており、賛否が分かれる。 + その他、目立つキャラについて 長いため下りたたみ ロンドリーネについて 『ファンタジア』本編との橋渡しとして追加された女性。しかし言うほど橋渡しの役割は果たせていない。 ダオスと過去に会ったことがあり、時空を超えて彼を追っていると言う設定だが、当のダオスを追う理由は「幼い頃にダオスと会ったがそのときの彼はとても優しく、戦争を仕掛けたダオスと同一人物とは思えない。そうなってしまった理由を本人に会って確かめたいから」という、個人的な私情によるもの。 上記の理由が判明するのもストーリーが中盤を過ぎてから。それまでは自分の目的を隠したまま思わせぶりなことを言いつつ、成り行きで仲間に入ったかと思えばダオスに会いに行くからと抜けるという期間が続く。 彼女の出自設定に謎がある。 後に発売された攻略本で「普通の人間と変わらない姿だがエルフの末裔」と正式に彼女の正体が公開された。これはエルフの中で稀に生まれる、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスの事を刺していると思われるが、現在のロンドリーネは普通に魔法を扱える。 『ファンタジア』と世界観を同じくする『シンフォニア』では、アイオニトスという鉱石の粉末を摂取すれば人間でも魔術を使用できるという設定があるため、彼女がそれを用いて魔術を使用しているとも考えられるが、そういった説明は無い。 まとめると、「生粋のエルフの子孫であるが、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスとして生まれたために村を追い出され、人間として幼少期を過ごし、後天的又は上記の手法にて魔力が身についたため魔術が使えるようになった」と説明すれば辻褄が合う。 以降の外伝作品でも、ロンドリーネに関しては「エルフの末裔」という設定となっているが、それ以上が語られることはない。 ロンドリーネ自身は至極常識人で、他のオリジナルキャラクターのような非常識な言動や行動が殆ど無く、『ファンタジア』の仲間内にはいなかったノリの軽い姉御肌な女性であり、デザインも藤島康介氏に近い絵柄で(*3)ファンは多い。 エトスについて ディオとメルの親代わりとして登場した新キャラクター。 原作ではディオとメルの親代わりをゲームのプレイヤー自身が務める事で高い感情移入を生み、シナリオのメッセージ性や深みがより増すという評価点にもつながっていた。 エトスの追加はそれらの要素を否定するものとなっており、原作プレイヤーからの批判点の1つとなっている。 + ネタバレ注意。 原作や小説版のように人間にではなく、人間と全く異なる存在である精霊のエトスに双子を託すというノルンの行動は、人間の本質を見極めるという目的には不適切なのではないかという疑問もある。 アルベルトについて ノルンに命を与えられたクローゼットで、本作における誰得要素の筆頭。 原作ではなりきり服はダンジョンの休憩地点などにあるタンスから出し入れしていたのだが、本作ではアルベルトがその役目を担っている。 とにかく自分の欲望丸出しで協調性や節度が欠如しており、口を開けば後述する暴言や下劣なセクハラ発言ばかり。 あまりの憎らしさから名前で呼ばれず、ファンサイドでは専ら(実際はクローゼットであるにもかかわらず)タンスと呼ばれている。 戦闘には一切参加しない上に都合が悪くなるとすぐに逃げる。かのモルモを彷彿とさせるが、まだまともな発言もしてくれる時がある分モルモの方が余程マシとすら言えるレベルである。 ダンジョン内で着替えが出来ないのも「着替え室がないから」という合理的なものではなく「アルベルトが危険のある場所には出てこないから」という身勝手なものになっている。(*4) 極度の女尊男卑な思考回路であり、男性陣への態度は殆どが上から目線の罵詈雑言or暴言で固められている。言動の一つ一つをとってしても下品なものばかり。作中のキャラは構う価値は皆無と理解しているのか多くの発言は見事にスルーされているが、原作や『ファンタジア』本編のファンが聞き流せるかと言われたら、まず否である。 一方、女性陣にはメル メルメル/ロンドリーネ ロディたん/ミント ミーたま/すず すずちん…と言った気色悪いあだ名をつけた上にセクハラまがいの言動をとる。 例外的にアーチェだけは『凶暴なオバハン』呼ばわりし、セクハラ発言は勿論名前で呼ぶ事すら無く、基本的に男性陣と同じ横柄な態度をとる。 言うまでもないだろうが、双子の扱いは常にディオ メル。ディオに対しては他の男性陣と同様容赦なく下劣に罵りにかかる。(*5)挙句実質生みの親であるノルンにすら悪口を言い、極めつけには終盤のスキットでプレイヤーにまで悪口を言ってのける。 もっとも有名と思われるのは、「チェスターの妹・アミィ(故人)の事を罵り、その上兄のチェスターをシスコン&変態扱いする」と言うスキットだろうか。当然妹を貶されたチェスターは怒りのあまりアルベルトに対して容赦ない態度を見せた………りはせず、半ばやれやれな態度で流しているに過ぎなかった。 原作と『ファンタジア』のファンがプレイした場合、チェスターの背負っている背景(*6)・原作の魔鏡イベントも知った上でその暴言を聞かされる事になる。 チェスターの人生はアミィ無しには語れない。幼くして両親を亡くし、孤児となった2人を養う者は誰もおらず、自分で食い扶持を稼がねばならなかった。そんな苦境の中でも盗みなどの犯罪に走らなかったのは、その罪で自分のみならず妹も穢してしまう事を知っていたからである。アミィを愛し、誇りに思っているからこそ今の真っ直ぐな心を持つチェスターが居るのだ。しかもその妹は、『ファンタジア』冒頭で村を襲った軍隊に殺されている。 これに関連して、スキット内でのチェスターのやたらと落ち着いた対応にも時に批判が寄せられる。原作でのチェスターの性格(*7)なら、ブチギレるどころか周囲の制止を振り切ってでもアルベルトを叩き壊しにかかるのは間違いない。 一応、スキット以外ではでしゃばらないというのが最後の救いかもしれないが、当シリーズでスキットを聞かずに進めるのはプレイする楽しみがかなり減るので、そうもいかないのが現状。 だが、着替えをした時等のシステムメッセージなどが何故かアルベルトの発言したものの体を取っており、加えてアルベルトの喋りに特徴的な訛りがあるせいで、嫌でも目に入り非常に鬱陶しい。 なお、先述したチェスターとの会話の詳細は以下の通り。 + スキットの詳細。不快になる可能性があるので閲覧注意。 ディオ達に魔物使いのコスチュームを渡したチェスター。メルのことを思わず「アミィ」と呼んでしまったあとのチャット。 チェスター「アミィと間違えるなんてな……」アルベルト「アミィって、おめぇの妹だか?」チェスター「あ、ああ、そうだよ……」アルベルト「ほぇ~~~、おめぇに妹がなぁ~~」チェスター「な、なんだよ!人の顔ジロジロ見て」アルベルト「おめぇみてーなキツネ目の妹っつーことは、そのアミィっての、名前に合った顔なんだなや」チェスター「なんだよ、それ。アミィが俺に似てるって言いたいのか?」アルベルト「みなまで言わんでええだ、ええだ。おめぇの顔見てれば、ぜぇ~んぶわかるだよ」アルベルト「おめぇはかわいい妹が欲しかったんだ。だから、さっきメルメルをわざと間違えたんだど?」チェスター「バカ言ってんじゃねぇっての」アルベルト「あひゃぇ!当たっただ!図星だ!!こいつ、メルメルを狙ってる変態だーよ!!!」チェスター「あのなぁ……そりゃ、お前だろ……?」 これはひどい…。 そして極めつけに、開発室で聴けるスタッフによるアルベルトへの「毒舌キャラ、楽しんでいただけましたか?」 「毒舌」とは、辛辣な悪口や皮肉を言うこと(*8)であり、アルベルトのそれはただの「暴言」でしかない。 結果、アルベルトの発言の数々をお茶目要素であるかのように扱う開発陣への不信を煽るだけとなってしまった。元より、この時期のテイルズスタッフは「平然とキャラ崩壊させる」「特定のキャラをもちあげる為に他のテイルズキャラを『踏み台』にする」「キャラの扱いに苦言を呈した声優の発言すらおちょくってネタにする」「ゲームに自分達(開発陣)が好きそうな要素を無理やりねじ込む」といった面において大暴走しており、目に余るものが多々あった事からユーザーからは非難轟轟だった事で有名だが、その最たる例ともいえるだろう。 こんな有様のため、アルベルトは満場一致で「シリーズ最低のキャラ」としての評価が定まる事となった。多くの言動が欲望に忠実過ぎるあまりキャラクターの語り口調として不自然なものも多く、中には「彼はキャラクターとすら呼べない、単なるスタッフの欲望のアバター」と評する者もいる。 実際に『マイソロ3』のスキットや『エクシリア』のキャラにまつわるコピペなどでアルベルトがネタにされている。 またあまりに不評だったのか公式人気投票からはアルベルトの名前が削除されている。 最悪の後日談 シナリオ改変の影響で本編キャラクターの悉くがディオ達と出会わなければ悲惨な末路を辿る事になってしまった。(参考動画(ニコニコ注意)) + ディオ達と出会わなかった場合の本編キャラクターの悲惨な未来。ネタバレ注意。 クレス 犯罪組織“シグルド”との戦いの中戦死。 ミント クレスの死に絶望して自殺。 クラース 召喚術の論文が認められず生きる希望をなくし、酒に溺れた末に死亡。 すず 魔界の王プルートと刺し違え戦死。 チェスター 不明。 改変の結果『ファンタジア』本編までも巻き添えにしているため、『ファンタジア』本編のファンからは凄まじい反発が起きた。 仲間達が辿った悲劇を知るアーチェと悲劇を逃れたキャラクター達が揃うという「アレ?」と思える現象も起こっているが…。 似た事例だと『デスティニー』の主人公スタンの続編での扱いもかなりの批判があったが、本作の場合はそれすらまともに見える酷さを誇る。 スタンの場合は「長年一線を退いていた」「愛剣ディムロスを失い、全ての昌術と多くの特技が使えない」「家族同然の存在を人質を取られ、武器を捨ててされるがままに殺された」「非常に凶悪な敵が相手だった(*9)」後の展開にもある程度活かされている等、相応のフォローがあった。 ミントに関しても、悲観から安易に死を選ぶような人物ではない。冒険の中で苦境にも折れない芯の強さを身につけた女性である。 これらの後日談が納得のいく流れであるのならばここまで批判される事は無かったかも知れないが、ストーリー上有り得ないと思われるような展開を具体的な描写もなく追加したことで原作のファンから反感を買うこととなった + ネタバレ注意。 クラースが論文を燃やされたのは、論文を提出するより前に召喚の契約を破棄してしまったせいで召喚術を証明できなかったからである。冗談のような話だが召喚を証明できなかった部分以外は公式サイトにも書かれている内容である。 『ファンタジア』で契約の破棄を明言していたのは闇の精霊シャドウのみで、他の精霊たちとの契約破棄は本作のみの設定である。「召喚術の悪用を防ぐ」という意図だったようだが、そもそも精霊たちは契約の指輪さえあれば誰の言うことでも聞くわけではない。(*10)あくまでクラース個人との契約である以上、解除する必要はなかったはず。 + 余談 『ファンタジア』の後日談に当たる第一部は、原作ではシナリオらしいシナリオは無く、本編キャラクターの協力を仰ぎながらディオ・メル・クルールの3人で精霊の試練を受けていき、封印された性格を解放していくというものであった。その反面で前述のたのまれごとの内容がかなりヘビーなものもあり、こなさなければ後半のダンジョンの扉が開かないため、実際はそこまで淡泊に感じさせないようにはなっている。 その他の問題点 リメイク作であるにもかかわらず、原作での人気曲「DARK MIND」「Judgment」など、あいだとしき氏による曲は一つも採用されていない。 「あいだとしき氏はギタリストの会田敏樹氏で、権利関係のために使用できなかった」と一部で推測されているが詳細不明。 その代わりにシリーズお馴染みの桜庭統氏が新曲を書き下ろしているが評判はあまりいいとは言えず、特にラスボス戦の曲はファンからは「どう聞いても通常戦闘のノリ」と言われている。 『ファンタジア』の音楽のアレンジも音がこもっている、主旋律が聞きづらい、異様にがしゃがしゃしていてうるさい、などと不評である。 発売前にやたらと押されていた『テイルズ オブ グレイセス』の主人公・アスベルのコスチュームはパスワード入力でしか手に入らない。 もっとも、これまでのDLCやアンロックキーと違い、パスワードは攻略本やネットに全部載っているので、探せばすぐ見つかるレベルではある。 2010年12月ごろから公式HPに全て公開されている。 評価点 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるようになり、パーティの選択肢が大幅に増えた。 戦闘システム、ハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていた原作に比べると大幅に改良された。 『PS2版テイルズ オブ デスティニー(以下リメD)』『ハーツ』にあった「同じ術技だけ使っていればいい」という問題点は、同じ術技が連続で出せなくなった事により解消された。 なお、「通常攻撃→特技→奥義」の通りにしか技の連携が出来ないためリメDやハーツほど連携の自由度は無いが、特定のスキルの修得で連携の幅も同じようになる。 本作では通常攻撃が術技と同様に着脱可能であり、×ボタンに通常攻撃・〇ボタンに術技なども可能。携帯機ではセットできる術技が少ないといった問題に対する一つの解ともいえる。 仲間モンスターを自分で動かすことが出来る。このシステムが初搭載された「ラタトスク」ではモンスターは全てAI操作であったため、自分で動かすことが出来なかった。 仲間モンスターの中には『クレイアイドル(*11)』などのとてつもなく強力な性能を誇るモンスターもおり、本来『敵だから許されている』凶悪性能の技や体質を思う存分使用することが出来る。 『テイルズ オブ デスティニー2』の強敵ガープや、2周目以降の隠しダンジョンでは作中に登場するボス(の色違い)まで仲間にすることも可能。 今作のモンスターはアイテムも使用可能になっており、更に人間キャラが倒されても全滅扱いにならなくなっている。この点もラタトスクの欠点を解消した形となっている。 ちなみに仲間モンスターには隠しダンジョンの裏ボスもおり、まさかの秘奥義まで搭載されていたりする。 ダンジョンがランダムダンジョンから『ファンタジア』の固定ダンジョンになった。 当時の2頭身のトップビューではなく、『デスティニー2』等の3頭身2Dテイルズのクォータービュー風に書き直されており、それでいて当時の地形を模した作りのため懐かしみつつも新鮮な気分で冒険ができる。ギミックもしっかりと踏襲。 暗黒時空のダンジョンは地下墓地等の通常世界で拾われなかったダンジョンが元になっている。 バンナムの他作品とのコラボ要素があり、『アイドルマスター』や『塊魂』などのなりきり衣装が存在する。 それ自体はコスチュームのバリエーションの増加に繋がっているので評価出来るのだが、大元が3D作品のコスチュームで秘奥義を使用した時のカットインがそのまま3Dグラフィックで挿入されるため、ゲーム自体が2Dグラフィックで表現されている本作では違和感が強く、諸手を挙げて評価出来ないとする意見も出てきてしまっている。 総評 ここまで読んでもらえば分かったと思うが、一つの作品としてあまりに問題が多く、完成度は低い。 特に原作を知るプレイヤーにとっては、あまりの矛盾点や問題の多さから難色を示す要素だらけであり「評価の高かった原作要素を削り、満遍なく改悪されたゲーム」という評価をされている。 ターン制に近かった原作の戦闘が、シリーズお馴染みのリニアモーションバトルになった点は評価されているが、そもそもハード性能を考えればできて当たり前の最低ラインでしかない。 一方で原作を知らないプレイヤーが単体のゲームとして見れば、ゲームプレイに差し障るバグなども無ければ、シナリオなどを除けばゲーム全体に致命的欠陥があるわけではない為、クソゲーと断じるのは難しい。 ただし原作を知らないユーザーにとっても「アルベルトがウザすぎ」という点においては満場一致で大不評である。 総じて「基礎ができてない(原作の良さを理解していない)くせにアレンジをしたがる人の典型」であった。 余談 発売後 メディアクリエイトの初回のランキングでは第1位を獲得し初週の売り上げ本数は10万8356本であり、最終的な売り上げ本数は原作の15万4602本を上回る18万4355本(いずれもファミ通調べ)であったが、上記の悪評によりかつては市場に中古が溢れている状態となってしまっていた。 同時収録されている下記の『クロスエディション』も質の悪い劣化移植となっているためか、元となっている『フルボイスエディション』の方が中古価格が高くなっているのも普通に見かけられる。 ゲーム内容外でのアルベルト関連 改めて言うことでは無いが、キャラクターを演じた声優には一切の非はない。(*12) 龍田氏に対しては、このキャラクターのせいで一緒くたに叩かれかねない事に対する同情もあるが、「アルベルトというキャラクターをその演技で更にプレイヤーを苛つかせる位に完璧に演じきった」と評されるべきだろう。表現がネガティブになってしまっているが、あくまでアルベルトというキャラクターの立ち位置などを受けての表現であり、この場合は演技を批判する意味で用いていないのでそこは了承願いたい。 上述した不快な要素ばかりが詰め込まれたキャラクター性もあって、「タンスのウザさに耐えるのもノルンから(プレイヤーヘ)の試練」等と言われてしまっている。 二次創作のイラストでは、アルベルトが燃やされている絵が大量に見られる(*13)。作中でアルベルトにこれといった制裁が加えられない(*14)事と決して無関係ではないだろう。 また、テイルズ関係の2chスレでは、アルベルトのような口調のカキコがあると、ほぼ必ずと言っていいほど「紅蓮剣!」「エクスプロード!」といった感じで火属性の強力な技・術によるレスがかえってくるほか、Amazonでの評価も辛らつで、ほぼ全てのレビュアーがアルベルトを不満点として挙げている。 普段ならば、ことバンナムに対してそのえげつなさから批判意見の多いDLCだが「 タンスの存在を消せる追加コンテンツだったら数千円払ってでも買う 」という意見すら上がっているところからもプレイヤーがどう見ているかが分かってもらえるのでは無いだろうか。 シリーズ他作品でも毒の強い性格や極端な言動・描写で賛否を招くキャラは少なくないが、彼らなりの信念や筋は通しており、そこを評価し彼等を好くファンもまた多い。日常会話においても最低限の節度はしっかりと弁えており、アルベルトほど無秩序なキャラは皆無である。 キャスティング関連 シリーズでは珍しく、ディオ・メル・クルールの声優は過去に発売されたドラマCDで担当した声優とは違う人物が担当している(*15)(*16)。 攻略本によると、ディオとメルの性格を掴むための資料としてこのドラマCDも使用されたらしい。しかしなぜ声優が変更されることになったのかは不明。 誤解のないように書いておくが、変更後の声優の演技についてもディオ役の斎賀氏の演技など広く評価されている。 また、元々のドラマCDの声優陣もキャライメージに合った優れた演技で評価は高かったこともあり、本作でキャスティングが一新されたのはそもそも原作におけるドラマCDの存在自体を知らず、あとになってその存在を知った(*17)からという噂がファンの間で流れたこともあった。もちろんこの噂は情報源やソースが見つからない完全な噂であるが、かつてドラマCDでミクトランの声を担当した声優が続投した過去がこの噂を加速させた可能性もある。 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 本作に同時収録されている『ファンタジア』の移植作品。 詳細はこちらのページを参考にされたし。
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/3491.html
【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 3 タイトル テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 3 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-B3TJ ジャンル RPG 発売元 ナムコ 発売日 2005-1-6 価格 5040円(税込) テイルズオブ 関連 Console Game SFC TELES OF PHANTASIA PS Tales of Destiny TELES OF PHANTASIA Tales of Eternia Tales of Fandom Vol.1 テイルズファンディスク GC TALES OF SYMPHONIA Wii TALES OF SYMPHONIA ラタトスクの騎士 Tales of Graces Handheld Game GB テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン GBA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 2 テイルズ オブ ザ ワールド サモナーズ リネージ TELES OF PHANTASIA テイルズ オブ ザ ワールド なりきりダンジョン 3 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス